クライヌリッシュ 14年 1997 エディションスピリッツ

クライヌリッシュ…スタフォード侯が自分の所有地の農地をひろげ、蒸溜所を造り賃貸した。余剰大麦の利用と密造対策をねらった内容だったが、クライヌリッシュの評価はうなぎのぼりとなり蒸溜所を拡大すべく、すぐ隣に別の蒸溜所を新設。旧蒸留所はブローラと名付けられ現在休止中となり新設された蒸溜所がクライヌリッシュとして稼働している。

エデションスピリッツは、スコットランドグラスゴーに本拠を構えるボトラーズ。モルトウイスキーに恵まれた家庭環境にあった創業者は家族の会社に頼らず、自分自身の会社を経営すべく、世界の酒類業界にも身をおき日々精進してきたモルト界のいわばサラブレット。といっても父の会社を考えるとクオリティーの高いモルトを今後も沢山所有するであろう期待の高い新しいボトラーです。

若いせいか香りはやや弱いアルコールの適度な香りとミントやペッパーといった香りがやんわりあがる。時間の経過につれ甘さを伴ったグレープフルーツといったところ。クライヌリッシュの味わいがストレートにくるが、あとからどっしりとした甘味と若干の苦味が強烈な印象を残す。若いモルトの美味しさをふんだんに感じたい方に是非ストレートでゆっくり味わっていただきたい。

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