リンクウッドは1824年、つまりライセンスがとりやすくなった最初の年に創設された。当初はリンクウッドグレンリベットディスティラリーと名乗っていたが、現在はリンクウッドという。敷地内の白鳥の浮かぶ池の景観のような和みと華やかさが特徴の初心者にも安心できるシングルモルトです。
BBR復刻ラベルのリンクウッド19年もやはり繊細且つ華やかで蒸留所の長所を存分に引き出した仕上がり。カルヴァドスやシトラス、ホワイトペッパーなどが香り、ワート感もやや残した感じ。鼻から抜ける香りは、はかなくも愛しい。マッタリと甘い味わいとは対極的な穀類や柑橘を思わせるデリケートな余韻が素晴らしい。割り物はあまりおすすめできないが、57%のアルコールを感じさせない柔らかな味わいは、ストレートでゆっくり楽しみたい。