アイラ島の東北隅、道路の突き当たりにあり、いかにも孤立した感じの蒸留所。もともとピート処理を施さないことでアイラモルト中、最も軽いと言われていたが、近年のアイラモルトブームのせいか90年代終わりから自前でスモーキーなモルトの生産に乗り出し始めた。
今回のブナハーブンもスコッチモルト社の看板商品であるディスティラリーコレクションより、近年のスモーキーブナハーブン。
12年だけあり、薄いゴールドがかった色合いで見た目軽そうだが、香りをかぐと、ものすごいインパクト…わさび漬けや塩キャラメル、ウォートのフレッシュ感が強烈にあがる。味は最初にややスウィートでフレッシュだが、しだいに強いアルコール、潮味のアクセントが突出しすぎ、樽香は薄っすらでフィニッシュにヘビーなピート感。
孤立した蒸留所だけあり、中身もかなり個性的。忘れられない一杯になること間違いなし!