富士御殿場蒸溜所 シングルモルトウイスキー 12年 赤ワインカスクフィニッシュ


富士御殿場蒸溜所…モルトとグレーンを同時に生産できる世界でも珍しい複合蒸溜所。キリンウイスキーマスターブレンダーが、ウイスキーアワードIOW2017で世界一に選出された。その記念に4樽つくられるうちの2樽目となるシングルモルトウイスキー。

 

10年熟成ピーテッドモルト原酒を赤ワイン樽で2年間追加熟成させた12年もの。

 

赤の強めの褐色で短熟と思えない深い色合い。香りは穏やかで赤ワインカスク由来のリッチ感に包まれている。舌触りは軽いタッチだが、後味がとても濃厚。赤ワインのタンニンすら感じるよう。メープルシロップや蜂蜜のおくに軽いスモークとラフランスのようなニュアンスも感じられる素晴らしい作品です。日本のウイスキーのクオリティーには毎回のように驚かされます。

エヴァンウィリアムズ 23年


エヴァンウィリアムズ…トウモロコシから最初に蒸溜酒を造ったとされる人物の名を持つバーボンウイスキー。20年オーバーの熟成をしたバーボンは希少で究極と称される逸品。

 

甘やかでトロミのある液体で香りは焦げた木の枝や香ばしいピーナッツでややオレンジマーマレード、深みのあるバーボン感が強烈に支配する。味わいもやはりかなり香ばしくリッチ感満載、焦がしたバターやコーンオイルを思わせる。後味も香ばしさに加えロウのような渋い味わいをメープルシロップで包み込むようで素晴らしい。

キルケラン 8年 カスクストレングス


キルケラン…1872年創業で1925年に閉鎖後、スプリングバンクのオーナーが復活させたグレンガイル蒸溜所。グレンガイルはグレンスコシア蒸溜所の商標登録のため「キルケラン」の名で流通しているシングルモルトウイスキー。

毎年一度のリリースで5年熟成から追いかけ続けてきたが、このウイスキーは値段の変動があまりなくシングルモルトが高騰する現在ではかなりリーズナブルで応援したい逸品です。

 

最近はやりなのか、ヤングエイジのパワフルカスクをよく見かけるが第一印象は結構穏やか。青りんごのような優しさと穏やかなピートの香り…からのミルクチョコレートとバニラ、若いアルコールの共存する味わい。余韻のなかにキャンベルタウンらしい潮感と土っぽさ、スモークなどを感じる。

 

世界限定9000本。日本へは300本の年一回限定。是非お試しください。

スプリングバンク 11年 ローカルバーレイ


スプリングバンク…キャンベルタウンには、過去に蒸溜所が20か所ほどあったが、一時スプリングバンク一か所になった歴史を持つ蒸溜所。ウォッシュの一部を三回蒸留する二回半蒸溜方式のシングルモルトウイスキー。

 

伝説のローカルバーレイ再び、古代品種の大麦「ベア」を使いバーボン樽熟成後、カスクストレングスでボトリングしたもの。

 

バンクらしいブリニ―な香りに加えアーモンドや磯、爽やかな柑橘とマーマレードの香り。味わいは、柑橘の苦味の後に香ばしい甘さで若さのわりに余韻も長め。スタンダード10年と比べても甘やで濃厚な印象でとても飲みごたえがある感じ。

 

世界9000本の限定品。巡り合うチャンスは少ないと思います。

アードナムルッカン スピリットリリース 2016


アードナムルッカン…マル島のすぐ北にあるアードナムルッカン半島、スコットランド本土最西端で2014年にアデルフィー社が創設した蒸溜所。先日「クレイジージャーニー」でも特集され、現在かなりの注目が集まっています。

アデルフィー社は、1826年にアデルフィー蒸溜所としてスタート。1906年には操業を停止。1993年に創業時オーナーのひ孫がインディペンデントボトラーとして復活させたという異例かつ長い歴史をたどります。

 

この若さでなんとも深い琥珀色。これでナチュラルカラーというから驚きです。二ヶ月のペドロヒメネス樽のフィニッフュの賜物だろうか。香りも思っていたより肉厚な熟成感。少しツンとくるアルコール感は1~2年の熟成だけに否めない。味わいは、麦のフレッシュ感を残しつつもウッド感や磯、夏のハーブ香などが漂う。フィニッシュは遠慮がちなピートと穀類の甘さが共存していて、想像よりはるかに完成度が高い液体です。これからのポテンシャルを存分に体感できると思います。

グレングラント 25年 1990 エクストラオールドパティキュラー


グレングラント…現在、販売量世界第六位のスコッチを代表するスぺイサイドの蒸溜所。イタリアではダントツの№1を誇るシングルモルトウイスキー。

 

エクストラオールドパティキュラーは、ダグラスレイン社の最高級のシリーズ。

 

このシリーズはお値段も高級でちょっと敬遠してきましたが、リーズナブルにグラントがリリースされたので手を出してみました。ちょっと濃いめの赤茶色、濃厚なブランデーや最高級のダークラムを思わせる色と香り。とても爽やかな、春の花畑のような口当たりから突然に焦がしたバターやオレンジピールのチョコレート様の重厚な味わいに変化します。開けたてのバラつきも感じますが、ポテンシャルの高さはかなりのもので、今後が楽しみでなりません。