キルケラン 11年 シェリーウッド

ミッチェルズ・グレンガイル…もともとの創業は1872年で、当時スプリングバンクのオーナー「ミッチェル家」の弟が兄と喧嘩して別に建てたのが始まりの蒸留所。1952年に釜の火を落としてしまったが、他の蒸留所の中古品を再利用して2004年に再稼働してつくられたシングルモルトウイスキー。

オレンジがかったクリアな色でシェリー樽の濃い印象があまり感じられない。しかし、香りを嗅ぐと抜群のシェリー香がどんどんあがる。ヘザーハニーや焼いたマシュマロのような香りもある。味わいはとても柔らかく、ナッティーでエスプレッソのような甘い苦味もあり、あとから軽いスモーキーフレーバーと蜂蜜のような甘さが顔をだす。若いのにひじょうにバランスのとれた穏やかな味わいに仕上がっている。

グレンガイルというブランド名がグレンスコシアによって登録されているため、キルケランの名でボトリングされた。

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