インペリアル…ヴィクトリア女王在位60年、ダイヤモンドジュビリーの年に創業したことから名付けられた蒸溜所。2005年に閉鎖が決定し、建物は残っているが再開のめどがたっていない19世紀最後の栄光を伝えるシングルモルトウイスキー。
このボトルは、スリーリバース『貴婦人と一角獣』の第3弾。「視覚」「味覚」に続いての今回は、「聴覚」。残るタペストリーのラベルはあと3枚となりました。
開けたてはジンジャーや若いマカダミアナッツ、完熟のグレープフルーツで期待感満載です。最初の味わいはアップルキャンディーと共にミントの清涼感を感じる。がしかし!時間の経過によるばけ方が半端ないです。ドライで爽やかな印象が、強いバニラや洋なしのような抜群な香りに変化してバーボン樽というよりもラムカスクフィニッシュのように感じてしまうほど。
グラスで液体をタップリ遊ばせて、19世紀の栄光とうたわれたインペリアルを満喫しましょう。