ロッホサイド…建物横に小さな湖(ロッホ)があったことから名付けられた蒸溜所は、1996年に閉鎖され1997年には最後の一樽も運び出されて、現在は更地になってしまった。2010〜2011にかけて良質な1981ヴィンテージがリリースされ、当たり年として話題になっています。半年の間に8種類ものボトラーが同じヴィンテージをリリースすることなど過去にあっただろうか?
このウイスキーエクスチェンジ社のボトルが今のところ最新のロッホサイドです。色はかなり濃いめでシェリー感たっぷりといった感じ。香りをかぐと期待通りの香り、ウイスキーというよりもオロロソそのものを嗅いでいるかのようだ。非常にねっとりとまとわりつく感じで余韻までもがまとわりつくほど。シェリー香のなかにスパイシーなアルコール感があり、ブラックチェリーや巨峰といった味わい。加水するととたんにフレッシュ。
濃厚シェリー樽を痛感するには最適の一本です。