グレンバーギー…バランタインの主要モルトで、シングルモルトとして出回ることは少ないウイスキー。また、今では幻化しているグレンクレイグの生みの親でもある歴史深い蒸留所です。
今回巡り合ったのは、セレブレーションカスクというシリーズの26年。スコッチ業界の超重鎮がプロデュースするもので、長年のキャリアで培われたコネクションで入手が困難な良質の樽を所有。その中で特に状態の良い樽を厳選してセレブレーションカスクとしてボトリングされたそうです。
やや控え目な色合いで、甘いシェリーや白バラを思わせる香りです。少しトロミのある液体とは裏腹に良い意味で瑞々しい味わい。ピークに達するまでかなりの時間を要しますが、フィニッシュはミントのようなかおりと共にあまやかです。
暑いこの季節の深夜のストレートでいかがでしょうか。