キルホーマン蒸留所は、スコッチの聖地と言われるアイラ島に出来た、初蒸留が2005年12月14日というまったく新しい蒸留所です。
アイラ島の蒸留所は全て海岸沿いに建てられていたのですが、このキルホーマンは広大な農場(麦畑)を敷地に持つ、アイラ島の中でも一番海から遠い異質な場所にあります。なんでも農業の片手間にはじめた非常に小規模な蒸留所だそうです。
前回まで出ていたスピリッツとは違い、加水してあるためか味わいは若干マイルドになっているものの、パワフルなピート感はラフロイグ6年やアードベッグのヤングシリーズを思い出します。程よい酸味と、甘みもしっかりのっていてアイラファンを十分満足させてくれると思います。
ただし、3年熟成だけにまだまだ未完成…10年後が楽しみですよ。