2018年01月30日 - CATEGORY: ウイスキー
グレンバーギ―…度重なる操業停止や増改築で、創業当時の面影がない蒸溜所。香り高くフローラルな味わいのシングルモルトウイスキー。
このボトルはバランタインで使われるキーモルトをバランタインの冠名でシングルモルトとして商品化した初の試みで、5000本の限定リリース。
自分の年齢を重ねてくると、加水のこういった内容がとても美味しく感じるのは気のせいだろうか。フローラルで厚みがあり、麦芽香のようなバーギーの骨格も残ってる。それでいて、のど越し柔らかくリッチなイメージ。

2018年01月22日 - CATEGORY: ウイスキー
キャパドニック…グレングラントの第二工場としてスタートした蒸溜所。2000年代初頭に閉鎖となったため、残された樽でしか味わうことのできなくなったシングルモルトウイスキー。
ブロッサムズは、ウイスク・イーの新シリーズで長期熟成ウイスキーをシングルカスク、カスクストレングスでボトリングされたもの。ラベルの月下美人の花言葉は「はかない美」とまさにキャパドニックそのものではないだろうか。
「淡く、優しく、香ばしい」が私の過去のキャパドニックの印象。こちらも同じ感じでアルコール度数も落ち着いているせいか、かなり優しさを感じる味わいだが、余韻は素晴らしい。ちょっとスパイシーで密入りリンゴやお茶のようなハーブテイスト、バニラのスパイスなどの複雑感がいつまでも続きます。もともと大好きな銘柄だけに、褒めちぎることしかできません!

2018年01月13日 - CATEGORY: ウイスキー
ラフロイグ…アイラ島キンダルトン地域のトリオ蒸溜所のひとつ。アメリカンオーク樽(メーカーズマーク)に由来する甘やかさとヘビーなタールっぽい重みを兼ね備えるシングルモルトウイスキー。
この15年熟成は、200周年を記念した限定品。
強烈なヨードの印象のラフロイグだが、穏やかで蜂蜜に包まれたヨード香といったところだろうか。加水バランスも素晴らしく、私の好みにバッチリ合っているとっても美味しい味わいでした。

2018年01月11日 - CATEGORY: ウイスキー
秩父…「地元の農家と結びついた蒸溜所」というビジョンを実らせつつある日本の蒸溜所。イチローズカードシリーズをきっかけに世界的に人気をはくしているジャパニーズウイスキー。
IPAカスクは、あまり例のないエールビールの熟成樽で追熟を試みた6700本の限定品。
最初にビールっぽいホップや麦芽感があり、樽熟の偉大さを改めて感じる。後に、甘やかでピーチやオレンジピール・ロースト感があり、複雑なフレーバーを醸し出す素晴らしい作品です。

2017年12月19日 - CATEGORY: ウイスキー
グレントファース…蒸溜所そばのトファースウッドの森の名がつけられた蒸溜所。1985年に操業休止、1989年にフローラルでフルーティーな味わいに移行し復活したシングルモルトウイスキー。
再び「ザ・ダンス」の第24弾。ゆったりリッチで大人の色気を感じるボディーから、ラベルはチークダンスを描いたとのこと。
確かに、甘やかでフルーティー、そしてこうばしくバニラの香り。味わいも甘く完熟の柑橘なども感じられて、まさにフローラルでフルーティー。フィニッシュは強いウッド感とややスパイシーさもあり、ものすごく長い余韻で心地よい。大人の色気を感じるボディーもうなずける。描かれたラベルとバッチリハマった素晴らしい逸品だと思います。

2017年12月05日 - CATEGORY: ウイスキー
ベンリネス…スぺイサイド最高峰の山の名を持つ蒸溜所。ウォッシュの一部を三回蒸溜するスぺイサイドでは珍しいタイプのシングルモルトウイスキー。
お馴染みスリーリバースの「ザ・ダンス」シリーズ第23弾。インド舞踊らしい。
淡い色合いで酸味感のある香り。フレーバーティーやオレンジ、麦芽など。ライトタッチの印象の銘柄だが、57%の度数のせいか結構ヘビーなアタックです。全体的にドライでさっぱりとした感じで後味がとってもビター。
