駒ヶ岳 ネイチャーオブ信州 信濃蒲公英


マルス信州…芋焼酎で有名な本坊酒造が開設した蒸溜所。「駒ヶ岳」は、同蒸溜所がつくるシングルモルトウイスキー。

 

「ネイチャーオブ信州 信濃蒲公英」は、新旧のモルトの調和をボトルにこめたシリーズで信濃蒲公英は三作目。2014年蒸溜のモルトに20年以上熟成された長期熟成モルトをヴァッティングした品。

 

若さの残るパワフルなバーボン樽由来の香りと長熟のシェリー樽の香りが奏でるハーモニーが素晴らしい。52度のアルコール感は好みがわかれるところだが、後味の蜂蜜のような甘やかさとメープルシロップの香ばしさが日本のウイスキーの技術を物語る。

トマーティン 18年 オロロソシェリーカスク


トマーティン…自前の樽工場まで保有する希少な蒸溜所。もともとブレンド用の原酒として使われてきたが、2000年代になりボトリングされるようになったシングルモルトウイスキー。

 

オロロソシェリーカスクは、リフィルのホグスヘッドで16年熟成させ2年間オロロソシェリーの樽で追熟した18年もの。

 

最初はアップルのような爽やかな香りから、徐々にメープル香に変化。ビターチョコを思わせる程よい甘さのある味わいで余韻の中に完熟の柑橘やシナモン、白胡椒をやや感じる。追熟とはいえ圧倒的なシェリー感で余韻も驚くほど長く変化にとんでいる。

グレンファークラス 29年 1988 偉人ラベル


グレンファークラス…六代続く数少ないファミリー経営を続ける蒸溜所。シェリー樽にこだわり、現在でもそのほとんどがシェリー樽で熟成されるシングルモルトウイスキー。

 

偉人ラベルはスコットランドの偉人達をたたえるシリーズでこのボトルが22番目のリリース。

 

こてこてシェリー特有の濃い赤みがなく柔らかなシェリー樽の印象です。最初に甘味がグッときて、あとからややスパイスといった感じ。46%のアルコール度数で飲みやすいので、ストレートでグビグビな感じですが、余韻はしっかりとシェリー樽を感じます。開けたてで既に抜群ですが、今後の変化がとても楽しみな貴重な80年代ヴィンテージです。

 

 

ボウモア ヴォルト


ボウモア…いわずと知れたウイスキーの聖地「アイラ島」の歴史と伝統を守り続ける蒸溜所。麗しい気品という言葉が、味わいにピッタリのシングルモルトウイスキー。

 

ヴォルトは、第一貯蔵庫で熟成された原酒を使用した限定商品。この貯蔵庫は海抜0メートルに位置し、波しぶきが打ちつけることで庫内に潮の香りが漂う環境。そこで熟成を重ねるウイスキーは潮の香りがすると言われている。

 

51.5%と高アルコールだが、とても柔らかく飲みやすい印象。スタンダード12年と比べると、甘さがあり、ピートが穏やか。潮はもちろんですが、甘いオレンジやウッド感も出ていてバランスの良いパーフェクトな味わいです。

アードベッグ グルーヴス


アードベッグ…「小さな岬」の意を持つ蒸溜所。型にはまらない強烈な個性の究極のアイラ島産シングルモルトウイスキー。

 

「アードベッグ グルーヴス」は、ラブ&ピースをテーマにアードベッグらしく型破りなスタイルでウイスキーにかける炎のような情熱をたっぷり注ぎ込んだアードベッグデー2018の数量限定商品。

 

木の表面までしっかり焦げ付かせたワイン樽で寝かせたことによる、香ばしさや圧倒的な炭感です。後味が甘やかで度数を感じさせない柔らかさが程よく残ります。

富士山麓18年 2018


富士御殿場蒸溜所…ウイスキー業界の国際的アワードにおいて「世界最優秀」のブレンダーに輝いた蒸溜所。日本のものづくりの技を活かして、新しい可能性をつくりだす地元御殿場の誇るべきウイスキー。

 

「富士山麓18年 2018」は、グレーンウイスキーをキー原酒に長熟モルトをバランスよくブレンドした総数3000本の限定商品。

 

透明感のある褐色で長期熟成の素晴らしい色あい。香りは古い苔の感じと微かなシナモンとバニラ。自然のやさしさが溶け込んだグレーンの深い味わいが虜になるなかで、新樽のようなウッド感のスパイスが後をひくパーフェクトな一杯。ストレートで…日本の、いや御殿場の感性がもたらした技術を感じてほしい傑作です。