1 / 11

トマーティン 34年 1976 ザ・ライフ  


トマーティン…スコッチ黄金時代を支えた巨大蒸溜所。宝酒造と大倉商事が1986年に買収したジャパニーズカンパニーとして、日本でもとても有名なシングルモルトウイスキー。

ザ・ライフはスリーリバースの看板商品で、人生とウイスキーを「一期一会」に例えた意味深いタイトルのシリーズ。それだけに、ここに出す樽の選定には私が信頼を置いているシリーズで、かなり高いクォリティーを持っている。

ジンジャーのようなドライな香りを持ちながら、熟成した南国のフルーツやちょっとローズマリーのような感覚やウッディーさも持ち合わせた複雑さある。ただ熟成のわりに香りのかぼそさも感じる。飲んでみると香りのかぼそさが一点します。パワフルなアルコールがありながらも、濃厚なシェリー樽のあまやかな味わいがあり、余韻もかなり長い。時間の経過と共にトマーティンらしいちょっとドライでありながら時間の流れが凝縮したふくよかさがバンバン上がってきます。

ゴールドヴィンテージの76トマーティンですが、ボトラーズごとに表情を変えるポテンシャルはまさに本物だと思います。ライフも76トマーティンの一片にすぎませんが、これを飲まなきゃ76トマーティンは語れない…。

DSC_0035